活動レポート

「大人のためのえほん時間」を開催しました

2022.08.30 活動レポート

7/22()18:0019:30 中央区社会福祉協議会交流スペースにて、読み聞かせによる心の癒しと絵本の魅力を伝えることを目的に、「大人のためのえほん時間」を開催しました。

講師の中村知子さん(フリーアナウンサー/絵本専門士)は、中央区で子育てサロン「えほんでウフフ♪」を主宰し、日頃は小さな子どもたちに絵本の読み聞かせをしています。今回の講座ではお仕事帰りの20代~70代まで22名の方にご参加いただきました。

当日読まれたのは、絵のタッチも作品のジャンルもさまざまな6冊です。中村さんはこれらの絵本を選んだ理由について、次のようにお話しされています。

「一般的な絵本だけでなく大型絵本、写真絵本、紙芝居なども入れることで、絵本のバリエーションや読み聞かせの幅広さを感じてもらえたらと思いました。

“やたいのおやつ”は絵を見てお祭りの楽しさを味わうことができる絵本、大型絵本の“なつのいちにち”は子どもの頃の思い出を五感とともに思い出せる絵本です。紙芝居の“天人のはごろも”は夏の昔話です。昔話の作品は絵が細かく、紙芝居で見るのに向いています。この3冊は時期に合わせて夏を感じられるものを選びました。

写真絵本の“じゃない!”は聞き手とのコミュニケーションが生まれやすく、みんなで一緒に楽しめる子育てサロンでも人気の絵本です。

“すみれ島”はウクライナ情勢に思いを寄せて選びました。直接的な戦闘の描写はなくても文字と絵で静かに戦争の悲しみを伝える、そんな絵本をみなさんと一緒に味わいたいと思いました。

“モカと幸せのコーヒー”は、この講座のテーマでもある癒しの絵本です。大人の心にじーんと染み入るワードがたくさんちりばめられています。」

作品の持つ力と中村さんの読み聞かせで、大人が絵本に夢中になり、絵本にふれる機会の少ない人が絵本の力を体感する、素敵な時間になりました。