学校×企業×地域のボランティア ~こどもの学びを地域で見守る~
畑を耕し、種を植え、水や肥料をやって実りを待つ・・・
そうして収穫した実で、地域のみんなにおいしいごはんをふるまいたい!
そんな新潟小学校5年生の挑戦を、地域のボランティアと新潟県労働金庫(ろうきん)のみなさんが、タッグを組んでサポートしています。
子どもたちが育てているのは寄居町で300年前から栽培されている伝統野菜“寄居かぶ”です。
地域の歴史がつまったこの野菜を通して、子どもたちは植物を大切に育てること、みんなで一つのイベントを作り上げていくこと、たくさんの人との交流を経験します。
子どもたちの学びの様子と、それを見守る大人たちの取り組みをご紹介していきます。
9/8(木)整地作業
畑の面積を広げるため、まずは草むしりから。
畑を耕して、うねを作ります。
種まきの準備が整いました!
9/22(木)種まき
種をまくための溝を作ります。
子どもたちが種まきしました!寄居かぶは“筋まき”です。
水をやって、芽が出るのを楽しみに待ちます。
9/30(金)1回目の間引き
種まきから1週間でこんなに大きくなりました!
5cm間隔で目印をつけて、元気な芽だけを残します。
作業するのは2つのうねだけ。これをお手本に、残りのうねは子どもたちが間引きを行います。
10/12(月)2回目の間引き
畑を見に行く度、寄居かぶの成長スピードに驚きます!
青々と育ちましたが、12~15cmピッチで数株だけを残して間引きします。
今回も大人たちが作業したのは手前のうねのみ。残りは明日、子どもたちが間引きします。
10/21(金) 3回目の間引き
最終株の選別に重要な、3回目の間引きです。12~15cmごとに1株を残します。
ボランティアのみなさんも間引きに慣れ、数十分でお手本のうねが完了しました。
“間引き菜”はおひたしやお味噌汁にしておいしく食べられるそうです。
11/24(木) 最終間引き
子どもたちとともに最終間引きを行いました。収穫する実1つだけを残します。
収穫までにもっと大きくなるように、除草して寄居かぶに栄養を届けます。
12月の収穫まであと少しです。
1/12(木)・1/26(木)・2/9(木)12:00~13:00 「新潟小ふれあい食堂」開催!
子どもたちが寄居かぶをふるまう「新潟小ふれあい食堂」を開催しました。
新潟県労働金庫のみなさまをはじめ、寄居かぶの栽培を支えてきた地域のボランティアも招待されました。
当日は約100名の参加者が集まり、おいしい料理、楽しい会話をマスク会食で楽しみました。
かぶの栽培から食堂の計画、当日の調理やおもてなしまで一生懸命取り組んだ子どもたちは、「ふれあい食堂をやってよかった!」「大成功だと思う!」と嬉しそうな様子で話していました。
子どもたちのチャレンジは、コロナ禍でも工夫すれば人と人とがつながることができることを具現化してくれたように思います。
寄居かぶを通して、新潟小学校の地域にたくさんのつながりがうまれました。